【身長を伸ばす研究のまとめ】ハーバード大学などの最新研究
身長を伸ばしたい!
身長を伸ばす方法ってどんな方法ってなんかないかなぁ…
本日はその疑問を解決します。
てきとうな情報でなく研究で証明された
根拠ある身長を伸ばす方法
というのは知ってるかい?
実は「身長を伸ばしたい」この思いは国を超える共通の悩みのようで
世界各国で身長を伸ばす研究が行われています。
本日はその中でも有名な最近研究をまとめました。
それではスタート。
日本の平均身長
まずは日本人の平均身長から
2023年データでは日本人の平均身長は
男性の平均身長は170.8cm
女性の平均身長159.5cm
となっています。。Wanna Be Taller 参照
あなたは平均と比べてどうでしたか?
身長は〇〇で決まる
2014年にマサチューセッツ工科大学とハーバード大学の研究グループが、
25万人ものヒトの全遺伝情報を大規模に調査した研究があります。
結果は、
身長の約80%が遺伝要因である。
と発表されました。
身長は8割が遺伝だったんですね。
ちなみに遺伝学上あなたが何センチなのか簡単に知る方法があります。
それがこちら
2007年に浜松医科大学教授の緒方先生が発表した遺伝的身長の計算式をご紹介します。
あなたは遺伝学上は何センチでしたか?
2割は大きい
上の研究で身長は8割遺伝と結論付けられました。
つまり!残りの2割は生まれた後の環境や行動によって変化する。ということです!
20%ってとても大きいです。
160cmの場合の2割は32cm
単純計算で
親が160cmの場合は最大192cmまで期待できるかもしれません。
逆に遺伝が8割なのでどんなに頑張っても192cmを超えることは絶対に無理ということですね。
こう考えるととても大きい。
2割の大きさをお伝えするために極端な例を出しましたが笑
実際はここまで単純ではなく、環境、行動、愛情など様々な作用が重なって2割が決定します。
確かに両親より背の高い人って結構いますよね。
この記事をを見つけてくださった方、ご覧いただいた方には
最大限、伸びていただける様に
身長が伸びると証明された研究をご紹介します。
身長が伸びる研究
1.運動
2006年ノースカロライナ大学。
どうやら運動と身長は相関関係がありそうじゃ。
ということで
「健康な成人で対象にどのくらいの運動時間で成長ホルモンがどれだけ分泌されるか」
についての研究が行われました。
「30分」「60分」「120分」の3グループに分け、運動後の成長ホルモンを調べました。
この研究の結果
120分のグループが一番成長ホルモンが分泌し
長時間の運動をすればするほど、成長ホルモンの分泌が多くなる
という事が証明されました。
運動健康に良いだけでなく、身長伸ばしにも効果的なんですね。
2.なんの運動?
2013年のバース大学
運動が成長ホルモンの分泌に関係することは分かったが
さて、どんな運動がいいのじゃ?
ということで
「どのような運動が一番成長ホルモンの分泌に効果的か」についての研究が行われました。
今回の実験での運動の種類は3つ。
①「抵抗運動(筋力トレ)」
②「バイクでのスプリント運動(短距離)」
③「バイクでの持久力運動(長距離)」
ぞれぞれ30分間①〜③の運動を行ってもらい、成長ホルモンの分泌を調査しました。
結果は、
「バイクでのスプリント運動」
「バイクでの持久力運動」の2つで大幅に成長ホルモンが分泌されたようです。
しかしなんと「抵抗運動(筋力トレーニング)」では安静時と変わらないという結果がでました。
つまり運動は運動でも筋トレには身長を伸ばす効果は期待できない。
短距離、長距離など距離に関わらず走る系の運動が最も身長を伸ばす効果が期待できる。
と証明されました。
ーおまけー
実は…
私自身、遺伝的身長よりなんと13CMも伸びました。
弟が一人いるのですが、弟はほぼ遺伝的身長の計算通りの身長。
なぜ私だけ、遺伝より遥かに高くなったか?不思議に思っていましたが、この研究を見て納得しました。
実は中学生、高校生、陸上部だったのです。
中学3年生から高校3年生までよく成長痛で節々が痛くなったのが記憶にあります。
もしかしたら私が遺伝的身長より13センチも伸びたのは、陸上部で毎日毎日走っていたからなのかもしれません。
3.良く寝る
成長ホルモンは寝ている間に分泌されます。
「寝る育つ」とよく耳にしますが
それは本当だったんですね。
また成長ホルモンは根始めてから3時間に多く分泌されます。
11時から2時がゴールデンタイムと一時言われていましたが、最近の研究で
寝る時間は関係なく、眠離初めてからの3時間がゴールデンタイムと修正されました。
3時間は起こされずにぐっすり寝れるといいですね。
4.卵
2016年にアーカンソー大学が卵の摂取と身長の高さに関しての研究行われました。
研究の方法としては、
①卵を食べないグループと
②卵を週に1個食べるグループ
③週に2個食べるグループ
身長と体重にどのような差が生まれるのかの調査が行われました。
この研究は、卵を食べ続ける期間を6ヶ月間に設定して調査が行われ、
結果
卵を食べなかったグループや1個だけ食べたグループより
卵を週に2個食べたグループが他と比べて身長が明らかに有意に増加しました。
卵を取り入れるのも身長伸ばしに効果的かもしれません。
5.宇宙に行く
実は宇宙に行くと身長が高くなります。
まず、重力がなくなり、骨と骨の間の重力の圧迫がなくなります。
無重力では、その「圧縮された分」が開放されて、身長が伸びるのです。
宇宙飛行士の中には、7cm以上も背が高くなったという驚きの例もあります。
ちなみに、日本人ですと向井宇宙飛行士や毛利宇宙飛行士も5cmほど背が高くなったそうです。
宇宙服はこの身長の伸びを考慮して作られています。
ZOZOタウンでお馴染みの前沢さんも2021年に宇宙に行きました。
7cmアップを狙うあなたは行ってみたら?
6.タンパク質
2015年マサリク大学グラスグルーバー先生たちの実験です。(論文はこちら)
国によって身長が違うが
もしや食べ物や何か原因があるのでは…?
ということで
アジア、ヨーロッパ、北アフリカ、オセアニアなどの105カ国の男性の身長と色々な相関を調べた研究があります。
その結果
タンパク質の1日の摂取量と身長に相関関係があることが明らかになりました。
こちらがその実験の男性の身長と総タンパク質の1日平均消費量との相関関係の図になります。
下が平均身長
左がタンパク質の量です。
タンパク質を多く摂っている国の男性の方が身長が高かったそうです。
この研究ではタンパク質の中でもどんなタンパク質が良いのか?も調べてくれています。
その結果
タンパク質の中でも乳製品、ジャガイモ、卵、豚肉、牛肉と高い相関がある事が明らかになりました。
この研究では魚ではあまり相関が見られなかったそうです。
その図がこちら
男性の身長と、乳製品、ジャガイモ、卵、豚肉、牛肉からの「高相関タンパク質」の1日の平均消費量との相関関係の図です。
確かに、先ほどのタンパク質全般の図よりも、さらに点が線に集中しているのが分かります。
これはさらに相関関係が強いことを意味します
まとめると乳製品、ジャガイモ、卵、豚肉、牛肉を多く食べるほど身長が高くなったという事です。
この研究から、身長を伸ばしたい方は
タンパク質、特に乳製品、ジャガイモ、卵、豚肉、牛肉を積極的に摂取すると、身長が伸びる効果が期待できるかもしれません。
身長を伸ばす方法のまとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は根拠ある身長を伸ばす研究を紹介しました。
最後まで見ていただきありがとうございます。
なお、大人で身長が3cm伸びたなど身長伸ばしの実例はこちらから
なぜ伸びるの?の疑問についてはこちらから